この記事のポイント

UTMは流入元を区別するためのラベルです。付けるだけで計測が始まるわけではなく、リンク先での計測設定と、公開前の動作確認が必要です。

この記事の目次
  1. クリックと訪問を別の数字として扱う
  2. UTMの命名ルールを決める
  3. URLを作って確認する
  4. GA4で見るときの注意点
  5. 週次で残す最小の記録
  6. よくある質問

Xの投稿から何人がサイトに来たのか、プロフィールと固定ポストのどちらが入口になったのか。こうした違いを調べるときに役立つのがUTMパラメータです。

クリックと訪問を別の数字として扱う

X側のクリックは投稿上の操作、サイト側のセッションはサイトで観測した訪問です。計測の定義や読み込み状況が異なるため、同じ数字になるとは限りません。さらに、訪問しただけでは登録や問い合わせが完了したことにはなりません。

計測を始める前に「クリック → 訪問 → 問い合わせ」のどこを確認したいのかを決めます。問い合わせを評価するなら、サイト側に完了を記録する仕組みがあるかも確認してください。

UTMの命名ルールを決める

Google AnalyticsではUTMの値で参照元、メディア、キャンペーンなどを区別できます。担当者ごとに表記が変わらないよう、次のような社内ルールを一つ決めます。

パラメータ 役割 編集部の命名例
utm_source どの媒体か x
utm_medium どの流入の種類か social
utm_campaign どの施策か autumn_guide
utm_content どの掲載位置・投稿か pinned_01

大文字と小文字、ハイフンとアンダースコアを混在させないようにします。上の値は運用例で、どのサイトにも共通する必須の命名ではありません。既存のレポートにルールがある場合は、それに合わせてください。

URLを作って確認する

たとえば、架空のページなら次のようになります。

https://example.com/guide/?utm_source=x&utm_medium=social&utm_campaign=autumn_guide&utm_content=pinned_01

これは説明用URLです。実際には、自社の正しいリンク先へ置き換えて使います。氏名、メールアドレス、顧客番号などの個人情報をUTMへ入れないでください。

  1. 元のページが正しく開くことを確認します。
  2. UTM付きURLを作成し、ブラウザで開きます。
  3. ページ移動や短縮URLの展開後も、必要なパラメータが維持されるか確認します。
  4. 計測の同意設定や除外設定を確認し、テスト用のアクセスが記録される条件をそろえます。
  5. GA4などの計測側で、設定した参照元やキャンペーンを確認します。

UTMの付いたURLを社内で共有する際は「テスト用」と明記すると、運用中の値と混ざるのを防げます。自社サイト内のリンクへ毎回UTMを付ける運用は、外部流入の評価と混同しやすいため避けましょう。

GA4で見るときの注意点

流入はトラフィック獲得レポートのセッション参照元・メディアなどで確認します。初めて訪れたときの参照元を扱うレポートと、今回の訪問を扱うレポートは区別してください。レポートの期間や集計条件も合わせます。

クリック数と訪問数に差がある場合は、読み込み前の離脱、計測への同意、広告ブロック、リダイレクト、期間やタイムゾーンの違いを順に確認します。差があるだけで、どちらかの数字が誤りと決めつけないでください。

週次で残す最小の記録

投稿URL、UTM付きの移動先、掲載位置、公開日、訪問数、目的の行動数を一行にまとめます。値が取れていない欄はゼロではなく「未計測」と記載します。公開指標を使う投稿分析と合わせて読むことで、投稿の見られ方とサイト内の行動を分けて判断できます。

よくある質問

短縮URLなら計測できますか?

短縮サービスが記録するクリックと、リンク先での訪問は別です。短縮したURLの移動先にUTMが残るかを実際に確認してください。

UTMを付ければ売上まで分かりますか?

購入完了などの記録が別に必要です。外部サイトに送るだけの場合、そのサイト側の協力や計測設定なしに売上を把握することはできません。

この記事はLinkSNS編集部が作成・編集しています。画面や利用条件は、アカウント・地域・提供状況によって異なる場合があります。

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