この記事のポイント

見つけてもらえたか、選ばれたか、見続けてもらえたかを順に確認します。クリック率だけで評価せず、流入元と視聴の続き方まで合わせて判断します。

この記事の目次
  1. Studioから全体と動画別を開く
  2. 最初に見る四つの数字
  3. 数字の組み合わせから仮説を立てる
  4. 視聴維持を動画と照らし合わせる
  5. レポートを作るときの条件
  6. よくある質問

YouTubeで動画を公開した後は、再生回数だけでなく、その前後の流れを確認します。サムネイルが表示された段階、クリックされた段階、視聴が続いた段階を分けると、次に直す場所を選びやすくなります。

Studioから全体と動画別を開く

パソコンでYouTube Studioにログインし、左側の「アナリティクス」を開くとチャンネル全体を確認できます。対象期間を選び、まず全体の推移を見ます。

個別の動画は、左側の「コンテンツ」から対象の動画を探し、アナリティクスのアイコンを選びます。動画の「リーチ」では見つけられ方、「エンゲージメント」では視聴時間などを確認できます。チャンネル全体の数値と混ざらないよう、画面の動画名も確認してください。

YouTubeはStudioの表示を更新する場合があるため、タブ名や配置だけに頼らず「チャンネル全体か、特定の動画か」を確認します。操作するチャンネルが見つからないときは、アカウントの切り替えとチャンネル権限を確認してください。

最初に見る四つの数字

指標 確認したいこと 注意点
インプレッション 対象となる表示がどの程度あったか すべての流入や表示が対象とは限らない
インプレッションのクリック率 対象の表示から選ばれた割合 流入元や視聴者によって変わる
視聴回数 動画が見られた規模 単独では視聴の長さは分からない
総再生時間・平均視聴時間 どれだけ視聴が続いたか 動画の長さも合わせて考える

画面の注記にある指標の定義を確認し、Shortsと長尺動画を同じ表だけで比較しないようにします。動画形式や流入元が異なる場合、視聴のきっかけも違います。

視聴回数をインプレッションで割っても公式CTRにならない

YouTubeのサムネイルのインプレッションには計測条件があります。公式案内では、対象の場所でサムネイルの50%以上が1秒以上表示された場合に数えられ、外部サイトの埋め込みやメール・通知などは対象外です。

そのため、動画の全視聴回数をインプレッションで割っても、画面の「インプレッションのクリック率」と同じにはなりません。たとえば外部サイトからの視聴が増えた場合、視聴回数が伸びてもサムネイルのインプレッションは同じ割合で増えないことがあります。

数字の組み合わせから仮説を立てる

表示されているが選ばれていないなら、タイトルとサムネイルが内容や視聴者の関心に合っているかを見直します。選ばれているが早い段階で離脱しているなら、期待した内容が冒頭で示されているかを確認します。

ただし、これは原因を探すための仮説です。広い層へ表示されるようになってクリック率が下がった場合と、同じ層で選ばれなくなった場合は別です。流入元を分けずに「サムネイルが悪い」と結論付けないでください。

視聴維持を動画と照らし合わせる

視聴者維持に関するグラフが表示される場合は、大きく変化した位置を実際の動画で再生します。説明が長い、話題が変わる、求めていた答えが出たなど、いくつかの理由が考えられます。

離脱が起きた位置だけを切り取るのではなく、直前までに何を約束していたかを確認します。次の動画では、導入で示す結論と本編の順番を一致させる改善から始められます。

レポートを作るときの条件

集計期間、公開からの経過時間、動画形式、広告の有無を残します。公開初日の結果と、数か月間見られ続けた動画の合計を直接比べないようにします。

一部の視聴者属性や流入データは表示が制限される場合があります。空欄をゼロとせず「データ表示なし」と記録してください。チームでは結果だけでなく「次回は何を変えるか」を一行添えます。

よくある質問

クリック率は何パーセントを目指せばよいですか?

流入元、動画形式、視聴者、公開からの時間をそろえた過去動画を参考にします。一つの目標値だけで判断せず、タイトルとサムネイルの改善と視聴の続き方を一緒に確認してください。

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